中期中絶とグリーフケア

妊娠12週からの中絶を中期中絶と言います

初期に妊娠に気づかず中期になってしまったということもありますが

赤ちゃんに異常のあるケース

昔なら生まれてきてからわかったことが

胎児エコー、出生前検査によって今は生む前にわかるようになってきました

無脳症など赤ちゃんが生まれてから生きていけない病気もあれば

ダウン症

口唇口蓋裂

・・・

様々な理由

決断するママはとても苦しみます

そして家族も

そのような方に対してグリーフケアが必要です

命ってまだ生まれてきていなくても大きいのです

グリーフケアとは・・・

喪失を体験しグリーフ(悲しみや悲観)を抱えた方に心を寄せて、寄り添い、ありのままに受け入れることにより立ち直り、自立し、成長し希望を持つことが出来るように支援をしていくことです。

大切な人を失う悲しさ

またそれを自分で選択する

それだけを考えても逃げたくなってしまいます

苦しんで出した決断

助産師はママに寄り添っていきます

でも決断するにあたり

その命についてもう一度向き合い考え抜く

いろいろな可能性を考えてみてください

いろいろな専門家の話も聞いて

本当に苦しいことですよね・・・

もう決めたのだから放っておいてほしい

もう考えたくない、忘れたい、忘れさせてあげて

そう思ってしまいますよね

でも感情に蓋をしてしまい十分に悲しむことが出来ないことにより長いあいだ未処理感を抱える、またどうしようもない感情の揺さぶりに苦しむ・・・

そのような方が多いのです

深い悲しみの受容のプロセス

否認→怒り→取引→抑うつ→受容

それが完了するように寄り添っていくことが大切

だから辛いけど命をしっかり向き合うこと

それがとても大切です

大切な命を失うことを受け入れること

とても大変なことです

増してや赤ちゃんの命の生死の決断を自分がするのです

中絶のことを決断をしても

赤ちゃんのことなかったことにはしない

大切な命にしっかりとお別れしましょう

できれば出産後は抱っこしてあげて

声をかけてあげてください

愛してあげてください

そして死を悲しんで…

この世で生きていくことは出来ないけど

幸せをくれたこと、自分を親にしてくれたこと

ありがとう

赤ちゃんを見送った後

気が沈んでしまい、何も手につかなくなってしまうことも

そういう時は無理しないで

無理に頑張ろうとしないで

ちゃんと寝て、ちゃんとご飯を食べて

ゆっくりですが時が解決していきます

それでも辛いときは助けを求めてください

家族でも、助産師でも、時にはメンタルクリニックも

一人では難しいことが多いです

パートナーがいる方は一緒にこのプロセスを行って

お互いに寄り添いあって

そしていつか

「〇〇ちゃんにはお兄ちゃん(お姉ちゃん)がいたのよ。」

と話せるようになれたら

Bloomee LIFE


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